森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2018年9月号 〜



2018年9月 

 台風の爪痕

  大きな被害を出した台風21号。
木の根返り、折れなど森にも大きな爪痕が残りました。

クヌギの大木は折れと、根返り。
ツクシトネリコは折れずに根返り。さすがバットになる木の仲間。
スギは折れと、根返り。
ケヤキは根返りは折れる。
樹種によって違いがあります。

 この森は愛知川が運んだ土砂の上にできた森なので、土壌の厚みも場所によってバラバラです。そのモザイク状に分かれた土層深の違い、細かい土砂が比較的厚くたまった場所(約40p)には高木のケヤキが、浅い場所(約15p)はコナラというふうに、土壌の厚みに合わせて植生が違う森になっています。

 根を深く張る樹種でも、砂利の層には物理性・水持ちの関係で根を張れないとのこと。下の写真で見てもらっても分かるように、いわゆる土壌と言われる深さは15pほど。この15pで根を張っているのです。約15mの高さの木が15pで持っている。

それは倒れて当然の事なのかもしれません。
森の管理の方法を見直す必要がありそうです。



2018年9月8(土) 

遊林会活動日

 大きな被害を出した台風21号。
木の根返り、先折れなど森にも大きな爪痕が残りました。
一番近くの彦根市で風速46m/sを記録したそうです。

そんななかでの活動開始です。

1.倒木の処理
2.落ちた枝の処理
3.食事

です。


 
 





2018年9月26日 

  遊林会活動日

 
台風後の後処理で追われる活動日です。

引っかかった枝、そしてドングリを拾いに来る子どもたちが危なくないように、
そして森の整備もしてく日々が続きます。





 ▲前の月 | 森の歳時記Top | 次の月▼

| Home |